新築一戸建てマイスターテスト

14.中古のほうがお買い得である?

中古が買い得であるのは、土地価格が上昇していて、物価が上昇している、そのために新築価格が毎年上がっている時です。
今は、デフレにあって、土地の価格は下降傾向で物価も上がっていません。そのため新築一戸建て分譲の価格は少し下がっています。
その時は、中古は買い得とはいえません。

中古の価格は、買った値段から築年の建物償却を引いた価格が基本となります。なぜなら住宅ローンが残っている場合が多いので、その額以下では売れないためです。
それに対して、同じ地区で新築があると、土地は数年前より安いうえ、資材も安くなっているとしたら、新築価格は下がっています。
その新築価格を基準に築年価格補正をされた中古はいいかもしれませんが、そうでない償却基準の場合はお買い得とは言えません。
また、さらに言えば、建物・設備の仕様・性能・機能が年々良くなっています。中古か新築かの選択肢がある場合は新築が有望でしょう。