住宅性能表示制度とは平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく制度です。簡単にいえば、住宅の性能を数値化したものです。そして、それを満たせば「性能保証」を受けられるということです。
保証という意味では、この「性能表示・性能保証」は財団法人住宅保証機構が保険金を払うところで、各社単独保証などは各社が払うもしくは、委託された保険会社が払うということで、だれが保険金を払ってくれるかの違いといっていいでしょう。
その新築時の保険金をだれがいくら払うかにより、各社の保証内容が変わります。自社の商品品質に自信があり瑕疵がほとんど皆無であれば、自社の保証制度を作り性能保証機構の保証を使わないということもあります。それのほうが企業にとって安くなるからです。
その意味では性能表示・性能保証がついているかどうかにこだわる必要はないと言っていいでしょう。
つまり、性能保証がついていない物件は、商品品質に自信があるか、逆にそのレベルまで到達していなくて自信がないかのどちらかです。自信のある物件は、性能評価制度に準拠すれば、どの等級になるかは簡単に計算ができるので、聞けばすぐ答えがかえってくるでしょう。