住宅ローンの金利設定は悩ましいものです。
35年固定なら返済金額が確定されて安心と言えます。この先、長期金利が高騰しても、生活設計が安定できるメリットがあるのですが、利率が変動より高くて、総返済額が大きくなるのがデメリットです。
変動は、支払額が少なくてすみ、借入額設定が厳しいときなど有利です。特に、直近では史上最低金利になっていて、利率が1%以下というものも珍しくありません。ただ、将来的に金利が上がった時に返済金額が増えてしまうという心配があります。
この選択は、お客様自身の収入の見込みや、家計の中にしめる住宅ローンの比率と余裕度による繰り上げ返済の見込みなどに大きく左右されます。
例えば、安定した職業の代名詞である「公務員」の方などは長期固定でいいかもしれません。ただ、公務員の方でも、夫婦共働きで家計に占める住宅ローンの比率が低く、繰り上げ返済で35年の半分くらいで返済する見込みであれば、変動がいいです。