投稿日:2015年12月29日
みずほ銀行は来年1月に適用する住宅ローン金利について変動型の金利優遇幅を拡大して年0.625%に下げると発表しました。
また、三菱東京UFJ銀行も変動型の金利を年0.625%に引き下げるとのことです。この変動型の金利引き下げは、大手行の住宅ローンをめぐる競争が一段と激しさを増してきていることの現れです。
ただ現在の住宅ローン変動金利で主要行で最も低いのがソニー銀行の0.539%なので、まだ比較的には高いといえます。
しかし住宅を買う人にとっては、住宅ローンを組みやすくなるために「良い」といえます。
この超低金利はいつまで続くかというと、金融緩和が続く限り国債金利の超低金利が継続されて、住宅ローン金利の超低金利は続くと思われます。昨日の10年国債金利は0.277%と年初来安値に近づいていて、このまましばらくは0.3%前後で推移すると考えられます。
ただ、アメリカが金利を上げたために、今後に為替などに影響が出て、80円をきるような極端な円高に陥ると金融緩和の内容を修正せざるを得ない事態を迎えることもありうります。その時には超低金利の時代は終わりを迎えることになるでしょう。
また中長期的には、社会保障費増大による財政プライマリーバランスの悪化で国債消化不安による格付けの悪化で国債金利の急騰がいつかおきると言われています。そのれが超低金利時代終焉の本番といえるでしょう。早ければ2021年頃とされていて、2025年と言う人も多いです。
となると、今すぐは変動金利で借り入れを増やして、5年後の2020年には固定に変更するとか、繰り上げ返済するのが賢い住宅ローンの組み方といえます。