投稿日:2015年8月24日
今週の新築一戸建て分譲の首都圏の販売広告は2万9201戸で、販売平均価格は3560万円でした。6月末に比べて▼3305戸減りました。それは完成在庫が2万706戸で6月末に比べて▼5735戸減ったのが大きな要因です。ただ販売戸数の7割が完成在庫ですから、まだ多いと言えます。昨年は販売戸数が3万7325戸と多かったので、それに比べると▼4906戸減りました。こちらも完成在庫が▼4906戸減ったが要因です。
全体の販売平均が3560万ですが、完成在庫の販売平均価格が3461万円と▼100万円安いために全体の足を引っ張っています。そし手完成在庫の場合は相対値引きが入るため更に▼100万円下がるとすると、全体の販売平均から▼200万円安いです。新規の販売平均価格は3577万円ですのでこちらからも▼200万円超の値下げとなる計算です。値引き率で5%強となっています。
7月の新規販売が5394戸あったのですが、現在販売中が4260戸なので、契約されたのは1134戸で契約率は15%となります。約2ケ月で15%ですので、完成を4ケ月とすれば、あと2ケ月で契約が15%されるとすると完成までに30%しか売れないとなり、70%が完成すると言えます。そして完成後に値引きをして完売にする、現在はそのような市場となっています。