投稿日:2015年8月20日
新築一戸建て分譲の新規販売平均価格の7月は3340万円で契約平均価格の6月は3239万円でした。新規販売平均価格は前月比+18万円ですが5月以降は3330万円前後で推移しています。前年同月比+14万円なので前年の相場よりは少し上と言えます。契約価格は前月比▼20万円ですがじりじりと上昇しています。前年同月比では▼65万円なので前年相場よりは下げているといえます。
その新築一戸建て分譲の新規販売平均価格と契約平均価格の推移は
新規販売平均価格は昨年5月の3159万円を底に上げて9月の3386万円まで+227万円(+7%)上げました。9月・10月にかけて下げましたが、11月より再度上昇になりました。2月に3406万円で3400万円突破した後は下降になりました。6月に3322万円まで下げましたが、7月には3340万円に少し戻しました。土地の上昇や部資材の上昇や労務費の上昇などあり販売価格は上昇傾向にあるのですが、より価格の低いエリアでの販売を増やすなどして価格を抑えているのです。
契約平均価格は昨年6月に3304万円をつけた後は下降傾向となり、12月に3096万円まで▼208万円(▼6%)下げました。主に過剰在庫の完成在庫処分の値下げによるものです。しかし、その処分が峠を越えた1月は急騰して3232万円まで上げました。2月はやや下げましたが、上昇傾向が続き5月に3259万円と直近の高値を付けました。6月はそこからやや下げましたが3239万円で3200万円を超えいます。新規販売価格が上げているのに伴っているのですが、新規販売価格の上昇分はおぎなっていないといえます。
新規販売平均価格と契約価格を比較すると6月の価格差は▼84万円で▼2.5%あります。前年同月の+13万円からすると価格差が約100万円開いたといえます。昨年12月はその価格差が大きく開いて▼269万円(▼8%)開いていました。ここからすると価格差は縮まり通常の価格差に近づいていると言えます。
その意味からすると6月の新築一戸建て分譲の価格面においては正常相場に近いものになったといえます。