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今週の新築一戸建て分譲の販売は減少した。価格は前年同期よりも下げている。

投稿日:2015年6月29日

今週の新築一戸建ての首都圏の販売広告は3万2506戸で販売平均価格は3560万円でした。戸数は3月末が3万6862戸なので▼4356戸・▼12%減りました。今週の販売での完成在庫が1万7485戸で3月末が2万6441戸で▼8956戸と大きく減ったのが大きな要因です。ただ完成在庫の減少が多きかったのですが、全体の減少戸数よりも多いので4月以降の新規販売戸数が残っているともいえます。

価格は3月末に3524万円だったので今週の3560万円は+36万円と上げています。完成在庫の戸数が減ったためです。完成在庫の販売平均価格は3480万円なために戸数が減り全体平均が上けたといえます。ただ前年6月が3598万円ですから前年同月比では▼38万円下げています。全体としては上がっていないといことになります。

しかし5月・6月の新規販売の平均価格は3669万円なので完成在庫との価格差は200万円あり、新規販売されて完成すると200万円下がる相場となっているということです。

ただ東京都心の販売価格は上げていて都心10区の平均は5646万円です。土地が平均80㎡で建物が94㎡なので建物価格を1700万円とすると土地は4000万円となり坪単価は165万円ということになります。

比較としてさいたま市の京浜東北線沿いの人気エリアの販売平均価格は3980万円で土地89㎡で建物101㎡ですので、建物を1500万円とすると土地は2500万円となり坪単価は90万円となります。同じく横浜市の港北区・青葉区・西区などの人気エリアの販売平均は4918万円で土地104㎡で建物100㎡です。建物を1600万円とすると土地は3300万円なり坪単価は110万円となります。

郊外人気地は90万円から110万円なのですが、都心は165万円となり1.5倍以上ということでやはり比較的に高いと言えます。

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