投稿日:2015年4月8日
新築一戸建ての3月に販売された戸数は5万2275戸で前月比▼5045戸で、前年同月比▼1万2555戸と大きく減りました。
新築一戸建ての全国の1ケ月に販売されたものを全て集計したものの推移をみると
平成25年8月から販売中戸数は大きく増えました。平成26年4月の消費増税駆け込み需要目当ての販売が増えたためです。そしてそれが消費増税となった後の平成26年5月にピークの5万9688戸と6万戸に近くなりました。消費増税駆け込みで販売が増える前の平成25年7月の販売戸数4万4000戸からすると+1万6000戸・+26%も増えました。
それが昨年の12月より減り始めて3月には5万2275戸で平成25年8月と同じ水準となり「消費増税駆け込み販売戸数増加相場」はようやく終わりを告げることになりました。
ただ平成24年3月の4万1000戸からすれば、まだ1万1000戸多い水準です。需要としては平成24年よりも減っているために、販売戸数としては多いということになります。
住宅一時取得世代の総世帯数は減少していて、その世帯の平均年収も下げているために新築一戸建て分譲の需要戸数と需要価格ともに減少してしまっているので、販売が多くなると回転率が下がることになります。
そのため、今後は販売戸数は減少を続けて4万2000戸水準に来年の4月には到達すると推測されます。