新着物件一覧
東林間6丁目新築戸建て 1
東林間駅 6,590万円
東林間6丁目新築戸建て 2
東林間駅 6,590万円
さいたま市浦和区領家6丁目
北浦和駅 5,210万円 (非課税)
大島新築戸建 区画1
橋本駅 3,390万円
もっと見る

NEWS&TOPICS

今週の新築一戸建ての販売広告は3万2162戸で2月末から▼1196戸減った。完成在庫が減ったため。

投稿日:2015年3月14日

今週の新築一戸建て分譲の首都圏の販売広告は3万2162戸ありました。2月末が3万3358戸ですので▼1196戸減りました。完成在庫が2月末は2万3282戸だったのが今週は1万8687戸までになり▼4595戸減りました。3月末入居で値引きをしているのでお客様が動いたものです。完成在庫の販売平均は3426万で2月末の3455万から▼29万円下げていて、販売当初平均の3658万円からは▼203万円・▼6.4%下げています。全体の販売平均が3557万円ですので完成在庫は▼131万円下げています。2月・3月の新規販売の平均価格が3803万円なので大きく乖離しています。

それは大型現場をみると理解しやすいです。今週販売で総戸数30戸以上の現場は131件あり販売総戸数は1万7511戸あり今週の販売は1067戸で販売平均は3300万円と全体平均の3557万円より257万円も安いです。大型現場は郊外が多いために比較的に価格が安い地域での販売が主体のため平均価格は低いということがあるのですが、それでも総戸数1万7511戸という多さは販売市場全体に与える影響が大きいです。それが表面販売価格が安いと全体がお客様の興味はそちらに引かれてしまいます。

例えば千葉県野田市の清水公園駅前の総戸数53戸の分譲は1790万円からの販売価格になっています。これは目立ちます。またさいたま市岩槻区の総戸数67戸のグラファーレ慈恩寺は販売価格が1890万円からです。このように2000万円以下の大型分譲が11件もあるためにお客様の見る広告の価格の相場観がわからなくなっています。

土地代やぶ資材費・建築労務費が上がって住宅価格が上がっていると言われているのに、2000万円以下の新築一戸建て分譲の広告が出ているので、相場観が理解できないのです。1戸残りの完成在庫を値引きして1980万円にするのは在庫処分ということで理解できますが、総戸数30戸以上で販売戸数がまだ半分以上あるものが2000万円以下ということは理解できません。

ビルダー側のいろいろな論理でこうなっているのですが、お客様が「不安・不審」を持っていることは確かで、そのためにその物件に対して「いわくつき物件だろう」と思い敬遠することになります。ビルダーはその辺を理解して、しっかりと説明する必要があるでしょう。

「なぜ1980万円でできているのか」をお客様にしっかりと説明しないと相場観が形成されず契約が低迷することになります。

トラックバックURL

ページの先頭へ