投稿日:2015年3月7日
今週の新築一戸建て分譲の首都圏の販売広告は2万7049戸で先週の3万3414戸から▼6365戸減りました。完成在庫が今週は1万6121戸でしたが先週は2万3282戸あったために▼7161戸減ったことが主な要因です。全てが売れた訳ではなくて、3月に入り販売広告が減ったことが多いと思われます。
今週の販売平均価格は3550万円で先週の3566万円から▼16万下がりました。完成在庫の販売平均が3453万円で▼5万円下がったことが主な要因です。この完成在庫の当初販売価格からすると、すでに▼250万円・▼7%下げていますので下げ幅は小さくなりましたが少しづつ下げていることは事実です。
ただ3月の新規販売の平均価格は4107万円ととうとう4000万円を超えました。東京都の新規販売の平均価格が5219万円と5000万円を超えたためです。新規販売のほとんどが23区であったためです。また世田谷区・杉並区も多くてその販売平均は6199万円であるために高くなりました。さらに神奈川県では川崎市が平均で5020万円と高くなっています。中原区や幸区など比較的に高いエリアでの販売が多かったためです。
しかし千葉県の新規販売平均価格も3282万円と3200万円を超えて高くなっています。やはり全体的に上がっているといえます。
つまり新規販売平均価格は上げているのですが、それの販売が伸びたもので完成在庫となったものが値下げを7%以上しているという状態です。さらに3月の新規販売平均価格が4000万円超えであるために値下げ率はもっと上がるものと考えられます。