投稿日:2015年2月7日
新築一戸建て分譲の首都圏の今週の販売広告は2万4890戸と1月末の3万5890戸から大きく減りました。販売平均価格は3553万円なので1月末の3557万円とほぼ同じとなっています。完成在庫の販売広告が1万4818戸で1月末の2万4467戸から1万戸も少なかったためです。完成在庫は販売期間が長期化しているために、すでに広告費が予算を超えてい待っているために毎週広告は打てないことが影響しています。
そして1月に新規販売された4426戸のうち今週販売されたものは3025戸でした。未販売のものもありますので契約になったのが約800戸はあると見られます。契約率は18%となりますので全体の契約率17%とほぼ同じとなっています。販売平均価格が3826万円で全体の3557万より219万円高いので、比較的に売れているといえるかもしれません。完成在庫が平均で6.1%値引きして契約にこぎつけていることからすると、新規販売で値引き無しに18%売れているのは好調といえるかもしれません。
その中で契約好調なのが
・品川区西大井2丁目の7棟分譲で5480万円(土地55㎡・建物93㎡)
・横浜市港北区綱島の7棟分譲で4980万円(土地52㎡・建物92㎡)
とありますが、この両方とも人気地に土地が50㎡と小さくして販売価格を抑えていることが契約好調の要因です。ただ建物が92㎡と小さいのでその使いかっての問題はあります。
そして比較的に建物が大きくて売れたのは
・江戸川区東葛西8丁目の5棟分譲で5580万円(土地100㎡・建物100㎡)
・横浜市港北区綱島東4丁目の5棟分譲で3780万円(土地56㎡・建物100㎡)
があります。江戸川区の方は土地が100㎡あるために建物も100㎡ありますので日当たりが良くて使いやすい間取りとなっています。ただ5580万円と人気の東葛西とはいえ安くは無い価格ですが売れています。
ただ売れている物件のほとんどが東京23区と横浜市のみというのが、まずは人気立地でないと売れない傾向がみてとれます。