投稿日:2015年1月27日
土地の価格と建築関連の価格が上がっていて、特に都心の土地が上がっています。そのため新築一戸建ての販売価格も上がっています。その 新築一戸建て分譲で1億円以上の販売は全国で23件26戸販売しかない状況です。契約は10月・11月の2ケ月で23戸ですので1ケ月でいうと契約率は44%となり好調に売れているといえます。
現在の販売中で多いのが世田谷区で9件10戸ですが契約で多いのは目黒区で6件12戸となっていて目黒区の契約好調が目立っています。世田谷区が10月以降で12戸販売で2戸契約なので契約率16%なのですが目黒区は16戸販売で12戸の契約なので75%と5倍以上の高さとなっています。契約好調なのは駅名で言うと自由が丘駅と都立大学駅となっていて東急東横線の両駅の人気さがうかがえます。
次いで契約が多いのは杉並区・文京区・大田区の3区が2戸づつとなっています。ただ月一棟ですから多いとはいいずらいです。ただ杉並区の現在販売が1戸なので契約2戸とすると契約率は66%となり高いです。文京区も販売が2戸なので契約2戸ですから契約率50%と高いです。大田区となると現在販売はありませんので契約率100%というこになります。
つまり新築一戸建て分譲の1億円以上は、目黒区・世田谷区・杉並区・文京区・大田区の5区ということになります。それ以外の都心区といわれる千代田区・中央区・品川区・港区・新宿区・渋谷区などは容積率が大きい地域がほとんどなためビルやマンションが主となっています。
ただ販売だけみると5区以外でもあります。葛飾区などで販売がありますが契約に至っていません。その他では名古屋市と京都市と吹田市で販売がありますが契約に至っていません。完成となっているものが半分以上で最終的には値下げして1億円を切って契約されるものと思えます。
この5区以外で1億円以上で販売されそうなのが武蔵野市や三鷹市とか鎌倉市などあるのですが現在での販売中はありません。やはり新築一戸建て分譲は実需が中心なために東京都心以外での1億円を超える販売は難しいものです。また開発企業が事業化に二の足を踏んでしまうということがあります。