新築一戸建てマイスターは、新築の一戸建て、分譲住宅の賢い購入をご提案します。

投稿日：2015年1月16日

今週販売の関東地方の新築一戸建て分譲で1980万円以下は230件520戸ありました。一時期1980万円物件は減っていたのですが、ここに来て少し増えています。1980万以下物件の75%が完成物件ですから値下げによるものです。

一番多いのが千葉県で34件146戸ありました。

清水公園駅駅前の大型開発の中の53区画が1780万円で27戸販売されています。駅徒歩8分で土地150㎡で建物97㎡ですから、日当たりが良くて自然たっぷりのいい物件だと思うのですが、野田線の不人気と野田市の不人気で売れ行きはあまり良くありません。次いで白井市のグラファーレ白井全43東が1680万円からで25戸販売になつています。こちらも土地143㎡で建物98㎡ですから大きいのですが北総線の不人気で低迷しています。さらに穴橋市豊富町のリーブルガーデン全25棟が1590万円からで17戸販売になっています。東葉高速鉄道・北習志野駅バス15分と遠いのが低迷の原因です。

このように千葉県の1980万円以下物件は、野田線と北総鉄道と東葉高速鉄道沿線の大型分譲が多いといえます。

次いで埼玉県が55件143戸あります。販売戸数で一番多いのが川口市石神の83区画の中の21戸が1990万円と2000万円を切っています。埼玉高速鉄道と埼玉県の路線の中では人気が薄いということと新井宿駅徒歩25分と遠いことがあげられます。また土地は100㎡あるのですが建物が82㎡と小さいことが低迷の要因です。次いで東松山市小松原全10戸が1880万円で9戸販売されています。東武東上線の東松山駅から池袋駅までは乗車時間で快速にのれば48分で着くので以外と早いと言えるのですが、大型の森林公園が有名で秩父のように本格的な自然という印象が強くて「遠い」というイメージがあるためです。そして同じ9戸販売として比企郡川島町の全9戸が1980万円から販売されています。どうしても川越から先は選択されない傾向が強いためです。また駅徒歩30分となるとスーパーが近くに無くて、学校も遠いのでファミリー層には選択されないためです。　土地は150㎡あるので駐車場は3台ありお父さんは車で通勤するからいいのですが、子供の小学校の登下校は不安ですし、奥さんの毎日の買い物も車で行かなければ行けないので不便です。

その次は群馬県になりますが57件78戸と物件数はあるのですが戸数は大きく減ります。千葉県などと違い大型分譲というより総戸数で3戸から6戸くらいの分譲が多いためです。またその残り1戸が1980万円になるだけですので戸数は少ないです。そのため件数として多いのは高崎市・前橋市です。これらの物件は駅はあまり関係無くて、工業団地などの近辺の立地といえます。そのため土地は200㎡以上で建物も105㎡以上て大きくて3台駐車場です。需要ターゲットが限られているので、首都圏のように無差別に建築されることは少ないので、1980万円が増えているというよりたまたま今は消費増税駆け込みの残りがあるが、今後に増える傾向にはありません。

栃木県も35件50戸と戸数が少なくて、今後に増えるとは言えません。

そして東京都は3件3戸のみです。西多摩郡瑞穂町に2件2戸が1780万円からありますが、JR八高線箱根ヶ崎駅徒歩30分以上と交通は不便です。乗車時間としては60分くらいなのですが、乗り換えが多くて朝は決まった時間でいいですが、帰りは乗り換えがうまくいかないとかなり時間がかかります。定期通勤しない人向けといえます。周辺は「トトロの森」などの奥多摩の自然豊かなのですが、学校やスーパーはとても不便です。ただ箱根ヶ崎駅周辺は閑静な住宅地で、青梅インターが近くて車通勤の人には便利です。

神奈川県はほとんどが相模原市と横須賀市のバス便になります。ただ土地が平均で108㎡で超郊外としてはやや小さくて、建物が平均85㎡と小さいのが難点です。相模原市や横須賀市はバス便でも海と山とか自然が豊かでいい立地があるために、土地が安くはないためです。