投稿日:2014年12月16日
横浜市青葉区の新築一戸建ての直近過去4ケ月の契約戸数は185戸で地元需要171戸の106%でほぼ需要通りの契約戸数となっています。ただ価格帯別の契約をみると地元需要は2980万円以下が全体の7割あるのですが、この価格帯の販売は2戸しかないために需要は顕在化しません。逆に4000万円以上地元需要が20戸しかないのですが契約は144戸できています。青葉区の地元需要以外での契約ができているためです。「横浜市青葉区ブランド」と「田園都市線青葉台ブランド」という首都圏でもトップクラスの人気による需要の吸収があるためです。
横浜市青葉区の新築一戸建ての需要供給契約分析表をみてみると
地元需要は青い棒になりますが3190万円以下の価格帯がそれぞれ30戸前後と多いです。しかし緑の棒の販売がほとんど無いために、赤い棒の契約がありません。土地の価格が高いために3000万円以下での販売ができないためです。しかし地元の賃貸居住者のアパート家賃並みの住宅ローンで買える額は3000万円以下が多いために、家賃8万円以下の人達は地元で買えない状態です。
逆に4000万円以上は地元需要が20戸しかないのですが契約は144戸もできています。主に市外需要による契約です。その4000万円以上の契約の中でも2つに分かれます。一つは4500万円前後で、もう一つは6000万円前後です。
4500万円前後はあざみの駅周辺が多いです。これは国勢調査の転入元でみると川崎市宮前区からの転入が多いです。あとは横浜市の都筑区からの転入が多いです。
そして6000万円前後は青葉台駅周辺が多いです。これは世田谷区からの転入が多いです。
その人気の要因は「閑静な住宅地で、教育レベルが高く、自然が豊かで、日当たりが良い」ということです。そこにおしゃれなショプがあり、人気の田園都市線であるためです。
これらにより地元需要以上の高価格帯の物件が売れているのです。