投稿日:2014年12月8日
新築一戸建ての新規販売の契約が大きく分かれています。都心ターミナル駅まで乗車時間30分以内で駅徒歩20分以内で建物100㎡以上で2980万円以下は好調です。特に人気として薄かった路線が、その利便性が見直されています。そのため埼玉県の10月の新規販売の当月契約率は24.8%と高くて、大阪府も27.1%と売れています。しかし東京都は販売価格が平均で4656万円と普通のサラリーマンでは買えない価格になってしまったために契約率は12.7%と低くなっています。また千葉県などはその意味からすると売れてもいいのですが契約率は4.6%と低迷しています。意外に乗車時間がかかるのと駅からの距離が少し遠い物件が多くて、販売平均価格が3185万円と上げているためです。これは開発にあたり土地の基準が150㎡以上という立地が多くて埼玉県よりも高くなりがちということです。
新築一戸建ての10月の新規販売の当月契約をみてみると
契約戸数の一位は埼玉県となりました。普通は東京都が一番になるのですが、東京都の契約率が12.7%と低迷したためです。契約平均価格が4656万円になっていて土地の価格が上がり新規販売価格の上昇が契約戸数を減らしているといえます。そのため埼玉県が都心ターミナル駅まで乗車時間で30分以内で駅徒歩20分以内で2980万円以下などが売れています。埼玉高速鉄道の駅などがそれに該当します。
そて大阪府が二番目になりました。ことれは契約平均価格が2914万円と安いためです。中心部まで近くて2980万円以下で買えることで売れました。ただ浪速区など以前は人気が薄かったために土地が安かったためにおきたことです。
この一位・二位に共通するのは、交通利便性があって2980万円以下が売れたということです。人気が薄い路線・駅でも安さと利便性が勝ったということです。
そしてそのあおりを食ったのが東京都・契約率12.7%と神奈川県・11.2%です。販売価格が上がったために交通利便性と土地ブランドだけでは買えなくなってしまったということです。
さらに千葉県は契約率4.6%と契約低迷しています。埼玉でも千葉でもいいという人がより有利な埼玉県で買っているということになります。千葉県は埼玉県よりも少し乗車時間が長くて、大型開発が多いために駅からの徒歩時間が長くなつています。またURなどの超大型開発の倍は土地の条件が150㎡以上に制限されてしたりします。良好な街並みを形成するためのものなのですが、埼玉県の小型開発との価格比較においては不利となります。
また7位以下の件はほとんどがは契約平均が3000万円以上となっていて販売価格の上昇により契約率の低迷がおきています。また地方都市中心部での新築一戸建て分譲の開発は少なくて、郊外での大型開発となるために交通利便性で劣ることも契約率が低迷している原因です。宮城県なども地下鉄沿線徒歩圏が人気ですが、多く販売されているのは東北自動車道から先の大型開発であるために最寄り駅はなくバス便となり敬遠されています。
今お客様がどんな立地でどんな物件が買いたいかということをわからずに、開発の都合だけで売りにだしているものが売れていないということです。