投稿日:2014年12月6日
今週の首都圏の新築一戸建て分譲の販売広告は2万6890戸で11月末からは▼1万1969戸(▼31%)も大きく減りました。12月に入りお客様の動きが悪くなるので売りづらい物件は販売広告を控えているといえます。そのため完成在庫は1万5516戸で11月末の2万6779戸から▼1万1263戸も少なくなっています。
前年の12月第一週は2万8744戸ですから今週は▼1854戸少ないだけなのでほぼ同じレベルといえます。12月第一週の販売広告の少なさは例年通りともいえます。
今週の販売広告の中で建築中は6712戸ですから、これも少ないと言えます。こちらは建築中なので年末に広告を休んで年明けから販売広告を再開してもおかしくはありません。
また12月の新規販売は282戸しかありません。こちらも年末は控えて年明けに備えているものと思えます。ただこの282戸の販売平均価格は4055万円と全体の販売平均3541万円より514万円も高くなっていす。また建築中の販売平均価格3776万円よりも279万円も高くなっています。東京都の新規販売が113戸と多く、その販売平均が4751万円と高いめです。ついで神奈川県が102戸で販売平均3911万円と高いためです。この2つの県で12月の新規販売の76%を占めているために価格が上がっています。1月に入り埼玉県や千葉県の新規販売が出てくると新規販売の平均は下がると考えられます。