投稿日:2014年11月8日
新築一戸建ての今週の販売広告戸数は10月末よりも▼25%も減りました。10月末は関東地方で4万1948戸の販売広告があったのですが、今週の販売広告は3万1236戸しかありませんでした。これは売れ行きの悪い物件の広告を控えたためです。
SUUMOやhomesなどの販売広告掲載物件の中で概ね1割くらいの物件が反響があるのですが、その他は反響がなかったり現場来場がなかったりするために、毎週の広告掲載費用がかかるが効果の期待できない物件は一休みしようということです。それで物件価格を変更したり、掲載写真を変更して11月中旬以降に再度掲載を始めるという狙いがあるといえます。
今週の新築一戸建ての関東地方全体の販売戸数は3万1236戸ですが、東京都9470戸で神奈川県7548戸ですが、埼玉県は7063戸と東京・神奈川と埼玉県の通常販売戸数比較よりは多くなっています。比較的に土地が安くて平らな土地が多いために開発期間が短くなるので販売をしやすいために回転率が高いといえて、それで販売戸数が増えています。
それは千葉県が販売戸数4439戸であったのと比較しても埼玉県が多かったのがわかります。人口で言えば埼玉県700万人で千葉県600万人ですから16%多いだけなのですが、販売戸数では59%も多くなっています。
ちなみに群馬県の新築一戸建ての今週の販売広告戸数は1060戸で栃木県は899戸ですから、埼玉県の多さが際立っています。
元々、東京のベッドタウンとしての新築一戸建て分譲は多かったのですが、その通勤範囲が広がったために埼玉県が増えています。従来の高崎線・宇都宮線に加えて湘南新宿ライナーの利便性が高くなったのと、東武東上線の東横線直結など新規路線は無いのですが、ダイヤの組み換えなどで利便性が高まっているためと言えます。