投稿日:2014年10月28日
株式会社クロスマーケティングが「スマートハウスに関する調査」を行い、分析結果を発表しました。それによるとスマートハウスの認知度は66%と高くなりましたが購入意欲のある人はわずか11%にとどまっています。住宅購入の大多数は購入意欲が無くて、購入意欲を見せたのは20歳代の「非現実・欲張り層」です。これはスマートハウスが格好いいとか時代のトレンドというような動機による購買でスマートハウス本来の購入動機とはズレているといえます。そのためスマートハウスの認知は高いが、その機能性に対価を払う人は少ないという結果といえます。
「スマートハウスに関する調査」における購入意欲の回答率をクラスター分析層ごとにみとみると
・「非現実・欲張り層(回答175人)」 29.1%
・「都会の住生活こだわり層(回答241人)」18.3%
・「郊外持家層(回答290人)」13.1%
・「無関心層(回答688人)」7.3%
・「住めれば良い層(回答406人)」7.1%
・「合理的都会派層(回答200人)」5.1%
となっていて、住宅購入のクラスター別で人数が多い「無関心層」「住めれば良い層」「合理的都会派層」の1294人(全体の65%)は購入意欲が7%以下と低くなっています。認知率はクラスター別に大きな差は無いので、スマートハウスの時代性の意義は理解しているが買う気は無いということになります。