投稿日:2014年10月20日
今週の新築一戸建ての関東地方の販売広告戸数は3万6509戸で販売平均価格は3551万円でした。販売戸数はやや増えて、価格は下がっています。完成在庫が2万戸を超えて、販売平均価格が3442万円と安くなっているためです。販売戸数20戸以上が25件もあるなど大型物件の契約が低調であるのと、残1戸の現場が7011件もあるためです。地元需要価格と需要量と供給量がミスマッチしているためです。
今週の販売で完成在庫となっている物件で一番販売戸数が多いのが、千葉県市原市うるいど南2丁目の総戸数106戸が6月完成で54戸販売となっています。販売価格は2080万円からと安くなっています。京成千原線のちはら台駅徒歩30分と交通利便性が悪いために消費者が住宅ポータルサイトなどで検索しないことが低迷の大きな要因です。
逆に新規販売で売れているのは川崎市川崎区堤根の12棟分譲が早くも残5戸となっています。京急本線の八丁畷駅徒歩5分と交通利便性が高いのに3830万円と安いためです。また土地は70㎡と小さいが建物が100㎡と大きいことも人気の要因です。この物件に見られるように新規販売物件の平均価格は3664万円と少し安くなっています。ただ、小金井市東町の10棟分譲など販売価格が5580万円からですが、東小金井駅徒歩6分と近いこともあり残1戸となっています。土地が120㎡あり建物も95㎡と東京都物件としては比較的に大きいことで売れているともいえます。