投稿日:2014年10月11日
今週の新築一戸建ての首都圏の販売は3万3703戸で販売平均価格は3552万円でした。戸数は先週よりは増えましたが、9月末よりは少ないです。大型分譲や1棟販売現場などで広告をしていない現場があります。販売が長期化しているために広告費がかさんでいるためです。
ただ10月の新規販売は2599戸とやや多くなっています。販売平均価格は3688万円ですから、全体の販売平均よりは136万円高いですが、先月までの新規販売平均価格よりは安くなっています。
販売中戸数で多いのが、相模原市中央区清新の20棟分譲で3580万円が19戸販売されています。相模原駅徒歩18分で人気の清新ですが、3500万円超えは昨年までの相場感よりは高いという印象です。
そして志木市下宗岡の17棟分譲が2480万円ででいます。価格的には安いですがバス15分と少し遠いのと、地盤の不安があるエリアということがあります。
さらに足立区神明南の18棟分譲が3490万円で16棟販売されています。価格的には安いですが、つくばエクスプレスの六町駅徒歩17分と微妙な距離です。それと建物が92㎡とやや小さいのが難点です。
最も安いのが東松山市の10棟分譲が1980万円から販売されています。都心ターミナル駅から遠いですが、最寄りの東松山駅よりは徒歩19分で土地が120㎡ですので1980万円というのは安いといえます。
最高値は府中市栄町の14棟分譲が4480万円ででいます。人気の中央線で国分寺駅徒歩16分ですからまずまずといえますが、建物が86㎡と小さいのは都内の最近の傾向といえます。
このように10月新規販売の平均価格が少し安くなっていますが、やや遠くなっているとか建物が小さくなっているなどで単純に安くなっているものではないといえます。