投稿日:2014年10月6日
台風が直撃して中部から関東に上陸しました。幸いにして大規模の土砂崩れは無くて、住宅に大きな被害はありませんでした。広島のさらなる土砂崩れが心配されていましたが、今回の台風は広島のはるか南を通り雨量は少なかったようです。
最近のニュースを通じて感じることは、住宅の「安心・安全」には、耐震性だけでなく、土砂被害に合わないことや、浸水被害に合わないことも大切だと思わされます。
東日本大震災でも地震により倒壊した建物は少なくて、ほとんどが津波で流されてしまったのは記憶に新しいところです。
とすると新築一戸建て分譲を選ぶにあたっては、「耐震性」はもとより、「津波が来ない」、「土砂被害が無い」「浸水被害が無い」ということも大切な要件となっていると言えます。
現在の新築一戸建ての販売・広告にあたっては、性能評価などで建物の耐震性や耐火性などは数字で明確に表されているのですが、津波や土砂災害や浸水などは自分で調べるしかないと言えます。
ほとんどは行政のホームページや関連のホームページで確認できます。ただ問題は、その被害の確率が一般感覚よりも低いために、一般の人が「私のところに災害はこない」と思い込みたがることです。広島の土砂災害など典型といえるでしょう。浸水の被害にしても、東京都三鷹市の例などもその一例といえます。
新築一戸建て分譲を購入しようと思ったら、住宅ローンを35年で借りる人が多いのですから、35年間は災害がゼロでないといけません。となると行政の災害予測が10%以上としたらできれば避けるべきでしょう。自然災害なために0%というのは難しいとしたら10%以下の立地で探すべきでしょう。
多くの人は現在住んでいるところの近くとか、人気のある場所で選びます。東日本大震災の直後は湾岸人気が薄れて、より地盤の固いところで新築一戸建てが買われましたが、最近は湾岸でも気にしないで売れているなど「災害よりも人気が優先」です。
「家族の幸せな生活を送る”ふるさと”」であるので35年間の安心を最優先して新築一戸建て分譲を選んで欲しいと思います。
地球温暖化の影響で自然災害が増えつつあるので災害リスクは高まっているといえます。