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今雌雄の新築一戸建ての販売は首都圏で4万3925戸と多かった。完成在庫が増えているため。

投稿日:2014年9月27日

新築一戸建て分譲の今週の販売は首都圏で4万3925戸と多くなりました。先週が3万8139戸ですから+5786戸増えました。前年同月は3万7159戸ですから+6766戸も増えいます。販売平均価格は3553万円なので先週の3551万円とほぼ同じです。前年同月が3583万円ですから▼32万円下げています。完成在庫が増えているために価格が下げています。

その完成在庫は2万9098戸で全体の66%と割合が多くて、価格は3427万円で全体平均よりも▼126万円安くなっています。埼玉県の完成在庫販売戸数が6764戸と増えていて、その販売平均価格が2981万円と全体平均よりも安いために完成在庫の平均価格が下がっているのです。

完成在庫の販売戸数としては東京都が8254戸と多いのですが、埼玉県6764戸との比率は埼玉県が通常よりもやや多いといえます。契約が東京都の方が良くて、埼玉県の販売回転が悪いためです。

また神奈川県も7360戸とやや多いです。横浜市が3122戸で川崎市が1434戸で相模原市が770戸と主要三市が5326戸で、その他市町村が2034戸となり通常のバランスよりもその他の完成在庫が多くなっています。そのために神奈川県全体の販売平均価格が3627万円とやや下がっています。小田原市の販売平均価格は2585万円で、厚木市の販売平均価格は2595万円と主要三市以外はほとんどが2500万円前後に下げているためです。唯一高いのは鎌倉市で販売平均価格は4178万円で神奈川県で最高となっています。

埼玉県の完成在庫は6764戸ありますが、さいたま市が1593戸と一番おおくなっています。次に川口市が975戸です。この順位は順当なのですが、三番目に川越市となっています。341戸なので川口市の1/3くらいで戸数は多くないのですが、さいたま市・川口市以外での市町村で一番となってしまっています。四番目に越谷市が入ってきて、こちらも多いといえます。平坦で比較的に安くて大きめな土地が多いので新築一戸建て分譲としては開発しやすいので販売戸数が多くなりやすい傾向にあるといえます。逆に所沢市や上尾市などは比較的に土地の価格が上がっているために販売戸数が川越市・越谷市よりも少ないのです。

そして千葉県は4211戸で少し多いのですが、千葉市658戸・船橋市563戸・松戸市552戸・市川市502戸・柏市489戸と主要5市が万遍なく多いといえます。ただその価格差は大きくて一番安いのが柏市で2598万円で市川市は3600万円と同じ完成在庫でも1000万円も違っています。

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