投稿日:2014年9月8日
新築一戸建ての今週販売の平均価格は3545万円となり安くなりました。完成在庫が販売の半分以上となりその販売平均価格が3459万円と下がっているためです。ただ9月の新規販売の平均価格は3825万円と上がっていて完成在庫との価格ギャップが広がっています。
東京23区の販売は全体で4577戸あり販売平均は4922万円と上げています。新規販売の平均価格が5086万円と5000万円超えしたためです。最高値は世田谷区成城5丁目の1億2800万円ですが、最安値は足立区六木の2380万円と大きく差が広がっています。足立区の販売平均は3485万円とさいたま市の販売平均価格の3500万円よりも安くなっています。ただ練馬区は販売平均が5158万円上げていますが、新規販売平均価格が5327万円と上げているためです。
千葉県は販売平均価格が2904万円と首都圏唯一で3000万円割れとなっています。県庁所在地の千葉市が販売平均価格2847万円と安くなっていて、主要市の柏市の販売平均価格が2639万円と下げていることが主な要因です。野田線沿線の物件が下げていて、近隣の野田市の販売平均2296万円に影響されたものです。
神奈川県の販売平均も3681万円と安くなっています。横浜市の販売平均は4013万円と変わらないのですが、横須賀市が2998万円で平塚市が2817万円などほとんどの市で3000万円割れとなっているためです。
埼玉県の販売平均価格は3051万円とかろうじて3000万円を超えていますが、川口市の販売平均価格は3092万円で同じ水準となっています。ただ川口市の完成在庫の販売平均価格は2985万円と販売平均より▼67万円安くなっています。しかし新規販売の平均価格は3601万円と上げていますので、完成在庫との価格差は616万円と広がっています。この川口市が首都圏全体の傾向を表していともいえます。