投稿日:2014年9月1日
新築一戸建ての8月の新規販売戸数は9520戸で前月比▼1.6%で前年同月比▼4.9%と減りました。4月以降の5ケ月の平均は月9634戸で昨年10月から今年3月の月平均1万1274戸から▼15%減りました、ただ前年の4月から8月は月平均8777戸と少なかったので前年同期比では+9.8%と増えています。
新築一戸建ての新規販売戸数の8月は9520戸でした。7月の9674戸ですからこの2ケ月の平均は9600戸となっていて、年間換算は11.5万戸ですので標準的な年12万戸よりは4%少ないだけです。ただ前年10月からは消費増税駆け込み需要目当ての着工増加で1万1274戸と年換算で13.5万戸と通常よりも多かったので、そこからすると▼15%減っていることになります。
つまり昨年後半からの消費増税駆け込み需要目当ての着工増加がありましたが、その反動減は小さいといえます。契約は消費増税反動減で低迷しているのに比例してはおらず、新規販売は需要よりは多いといえます。それは新築一戸建て分譲企業が昨年度の契約実績よりも今年度の販売計画を増やしているために、その分の土地仕入れをすでに終わっているので新規販売が多く出てくるのです。
その意味では9600戸は通常よりも▼4%少ないとはいえ、契約状況からすると多いといえます。