投稿日:2014年8月26日
国民生活に関する世論調査の平成26年6月調査分が発表されました。アベノミクスにおけるインフレ政策の下での消費増税の影響が気になるところです。結果として、「去年の今頃に比べて、生活は低下している」と回答した人が20.9%と前年6月の16.8%よりも高くなっていて、国民生活は低下しているとなりました。
特に70歳以上の人が生活が低下していると回答した人が28.8%と高くなっています。年金生活者にとってインフレは可処分所得を減らすだけといえて生活はきつくなっています。また年収の低い生活程度が「下」の人は51.7%と半分以上が生活が低下していということになります。
逆に生活程度が「上」の人は生活が向上しているとの回答が25.6%と高くなっています。株式市場の上昇により資産か増えたことが大きいと思えます。今回のアベノミクスは「高齢者・低年収にキツク、富裕層にプラス」であることが見えます。
住生活面においては満足度が78.6%と高くなっています。特に小都市は満足度が81.5%と80%を超えています。そして意外なのが年齢で20~29歳の住宅満足度が85.3%と高くなっています。超低金利と消費増税前の駆け込み需要などで新築住宅を買った人が多かったためと考えられます。
それは「持家」の満足度が83.2%であるのに対して「賃貸住宅」の満足度が59.6%低くなっていることに見て取れます。特に「持家一戸建て」は83.8%と高くなっています。
それは「充実を感じる時」という答えの中で一番が「家族団らんの時」で50.8%と高くなっていて「持家で家族でいる時」が生活満足度が高いといえます。特に女性の30~39歳は74.7%と高くなっていて、「持家一戸建てで家族と暮らす」のが今の日本人の生活満足度が高いものであると出ています。