投稿日:2014年8月23日
今週に首都圏で販売広告された新築一戸建ては3万8293戸と大きく増えました。完成在庫が2万6188戸と増えたものを8月引渡しを狙いとして広告を増やしたためです。
完成在庫が多いのが東京都で6175戸あります。販売平均価格は4316万円ですから少し安いといえます。足立区が564戸と最も多くて、販売平均価格は3357万円と買いやすくなっています。足立区本木2丁目の48棟分譲が完成して27戸を3280万円で販売中であったり、西伊興1丁目の58棟分譲が完成して14戸を2780万円で販売していりするなど大型分譲が多いためです。そして次いで多いのが練馬区です。414戸ありますが、こちらは残1戸もしくは1棟分譲の1戸販売が198件もあるなど販売件数の多さとなっています。販売平均価格が5124万円と5000万円を超えていて、価格上昇に消費者がついていっていない状態です。
そして県別に多いのが神奈川県で4841戸あります。販売平均価格が3708万円と安くなっています。横浜市が2178戸と半分を占めています。緑区台村町の32棟分譲が完成して19戸を2980万円で販売されていたり、栄区亀井町の18棟分譲が完成して3280万円で売られていたり、旭区都岡町の21棟分譲が完成して3080万円で15棟販売されているなど20棟以上の分譲の完成在庫が出てきたのと、5~6棟の規模の分譲の完成も増えてきたたためです。
そして埼玉県が4484戸と続いています。さいたま市が最も多くて962戸あります。緑区道祖士の19棟分譲が完成して17戸を2690万円で販売し、南区大谷口の14棟分譲が完成して2180万円で販売しているなど緑区や南区で3000万円以下で販売されています。次いで川口市が705戸と多いです。川口市石神の83棟分譲が完成して1940万円で販売していたり、安行出羽の14棟分譲が2480万円で販売されているなど、南北線沿線などで2500万円以下での販売が増えています。
このように完成在庫が増えているために8月の新規販売は3426戸と少なくなっています。特に東京都が920戸で神奈川県の969戸よりも少なくなっています。練馬区が43戸と少ないなど完成在庫の多さが影響しています。