投稿日:2014年8月16日
今週に販売されている新築一戸建ての首都圏の間取りと建物㎡数をみると、4LDKが多くなっています。
今週に首都圏で販売広告された新築一戸建ては全体で3万158戸でしたが、4LDKは1万85789戸で一番多かったです。販売戸数の61%を占めていて「新築一戸建てなら4LDKである」といます。
ただ東京23区だけは3LDKが最も多くて販売中戸数4884戸中で2092戸で43%となっています。建物は平均で89㎡となっていて土地が高くて狭い東京23区ならではです。ただ東京都下は4LDKが最も多くて販売中5220戸の中で2843戸となっています。平均で96㎡ですので23区の3LDK・89㎡よりは+7㎡大きくなっています。
その4LDKで最も大きいのが首都圏の各県の県庁所在地でみると埼玉県さいたま市になり101㎡となっています。ただ、さいたま市の3LDKの平均が101㎡なので部屋数は変わっても建物全体の大きさは変わらないという不思議な現象となっています。
この現象は千葉県千葉市でも似ていて、4LDKが戸数としては最も多くて平均で100㎡ですが、3LDKは98㎡と大きさはあまり変わっていません。ただ千葉市は4LDKが510戸に対して3LDKが88戸と少ないです。こうなると3LDKはスケルトンインフィルで4LDK対応なのですが広告表示上で3LDKになっているだけと考えられます。
そして横浜市は4LDKが平均99㎡と少し小さくなり、3LDKは92㎡と23区並に小さくなります。横浜市の人気区は23区並みの土地の価格になってしまっているところもあるために、このようになっていると考えられます。
つまり建物の大きさで言えば、23区と横浜市の人気区は3LDKで90㎡以下で、東京都下と横浜市は4LDKで96~98㎡が多く、千葉市・さいたま市は4LDKで100㎡超となっています。やはり東京23区の建物の大きさが少し小さくなっていると言えます。