投稿日:2014年6月13日
現在の新築一戸建て分譲住宅の首都圏における販売は約4万2000戸と多くありますが、一番多いのは2800万前後です。埼玉県などで多いのですが、武蔵野線駅徒歩20分~30分で土地は100㎡以上あり建物も100㎡前後あるので日当たりもよく住みやすいものです。通勤時間が少しかかるのと、スーパーなどが少し遠かったりするのが難点ですが、これが現在の新築一戸建ての標準的な姿といえるでしょう。
次に多いのが3600万円前後のものです。これは足立区などが多いです。東武伊勢崎線の駅徒歩20分くらいで土地90㎡以下で建物90㎡前後です。敷地が若干狭いので日当たりは郊外物件に比べると悪くなります。間取りも3階建てになるために狭くなります。ただ都内への通勤は近くて西新井駅などは秋葉原まで20分で行けます。日比谷線に半蔵門線が入り非常に便利と言えます。また、スーパーやコンビニも多くて買い物も便利です。反面として東京23区の中では教育・防犯で劣るという評判です。また、地域によっては地盤が少々弱いところもあります。ただ何に重点をおいて選ぶかによって大きく価値が変わるといえるでしょう。
安いもので2000万円以下は全体の5%以下と減ってきました。これは東武野田線の駅徒歩20分などので物件があります。バス便が不便なので通勤は少し不便になりますが、自然溢れる田園風景で土地120㎡以上で建物95㎡くらいと住むには十分といえます。それが2000万円以下で買えるので、選択肢としては面白いと言えます。
逆に高いもので6000万円以上は1000戸を超えて少し増えています。この価格帯で一番多いのは世田谷区になります。成城学園前だとか祖師ケ谷大蔵などが多くあり田園調布もあります。「憧憬の地」が多くあり「閑静な住宅地」の代表格といえる立地の物件が多くあります。高級マンションと違うのはやはり「住宅地に住む」という点になるでしょう。交通としては高級マンションの駅徒歩5分以内で都心まで乗車時間10分以内と比べると少々悪いかもしれませんが、「落ちついて住む」ということに選択肢のある人は良いといえるでしょう。