投稿日:2014年5月26日
新築一戸建て分譲住宅うの首都圏の今週の販売は4万7352戸で平均販売価格は3581万円となり、販売戸数は多くなっています。その中で完成在庫は3万1345戸で平均販売価格は3500万円となり消費増税駆け込み需要目当てで着工した分の在庫がまだ販売されています。そして販売平均価格は少しづつ安くなってきています。
その物件をつぶさに見てみると、駅徒歩20分以上でお買い得の物件が出てきています。どうしても買う人が駅近くの賃貸住宅に住んでいる人が多くて、駅徒歩20分以上となると抵抗感があるのと、子供の学校が変わってしまう場合があるために敬遠されがちです。それと、スーパーなども駅近くは便利ですが、駅徒歩20分以上となるとスーパーなども徒歩10分以上と遠くなってしまうためです。唯一の良い点は自然豊かになるというところです。
その中で面白いのが、埼玉県さいたま市南区です。ここは公立学校のレベルが首都圏でもトップクラスと評判の地域です。京浜東北線の駅近くは昔の旧中山道があるために商業が盛んで賑わいがあります。そこに伊勢丹だとかPARCOだとか出店されてきて首都圏郊外の代表的ともいえる地域になっています。
そこから駅徒歩20分過ぎると昔の田園風景が点々と残る地域となります。東浦和駅徒歩20分ともなると「茅葺屋根」の民家などもあるぐらいのどかな風景も見られるほど自然は豊かになります。この辺で新築一戸建て分譲が2380万円くらいで売られています。
駅徒歩20分の田園風景が嫌な人にとっては仕方無いですが、日当たりが良くて、公立教育が良くて、自然が豊かで子供が伸び伸びと育つ環境ということではお買い得物件です。このような住宅街を歩いていると、駅前とは時間の流れが違うし、空気が違う感じがします。
お父さんは健康のために駅まで徒歩20分を歩いて、お母さんも健康のためにスーパーまで自転車で通うというふうにとらえれば田園生活もいいものです。
新築一戸建て分譲が「子供のため」「家族のため」に買うものとしたら2380万円はお買い得といえます。駅徒歩10分にこだわらずに検討できる人は「賢い」買い物ができると思います。