投稿日:2014年5月20日
新築一戸建て分譲の大型分譲で現在20戸以上販売されているのが首都圏で67件あります。千葉県が18件で最も多く、次いで東京都16件、埼玉県15件、神奈川県10件になっています。
価格的に面白いのは、千葉県柏市高田の36戸分譲の1980万円です。人気の柏駅利用ですがバス便なために渋滞などで時間が読みにくいのが難点です。また、建物が91.9㎡と郊外大型分譲としては小さいです。すでに3月に完成しているので最低価格が2180万円から1980万円に200万円下がったためにお買い得価格となりました。
また東武野田線の清水公園駅徒歩8分という駅からの近さが売りで1990万円があります。清水公園と言えば自然豊かで本格的なフィールドアスレチックがあるなど子供と家族の天国で自然環境に恵まれたところですが、東武野田線の人気が薄いのと、地盤が弱いことが難点です。地盤調査はしているようですが、新築一戸建ての地盤対策として建築基準法を満たしているだけでは「不安」が残ります。地盤保証がないと買いずらいエリアと言えます。
そして販売中大型分譲の平均価格が3470万円ですが、その3480万円というボリュームゾーンでみると、一番は都内23区の足立区「西新井ブライトステージ」です。これは東武伊勢崎線・西新井駅から徒歩14分という交通利便性の良い大型分譲です。西新井駅から大手町まで一本で行けて30分以内という都内でも屈指の交通便利性の良さがあります。ただ土地が70㎡と小さくて建物が102㎡ですから、日当たりが悪い棟もあります。大型分譲の特徴である、日当たりの良さは難しいことが難点です。やはり23区内という利便性が売りの物件です。
その大型分譲の特徴である、日当たりの良さと明るいコミュニティ道路となるとやはり大型土地開発現場となります。販売中では埼玉県吉川市の美南駅前の大型開発現場と隣の越谷レイクタウンそして千葉ニュータウンや千葉市若葉区や八王子みなみ野などありますが、問題は地盤の不安です。開発現場は以前に田んぼや湿地帯であったりする場合があるので地盤改良も震度6強対応としては完全とはいいきれず、各戸において地盤対策を行った上で耐震等級3があると「安心」です。その点では八王子みなみ野はもともと山ですので地盤は安心です。そこにトヨタホームとか大和ハウスなどとしっかりしたところが建築しているため、現在販売中では目立った存在になっています。ただ価格が5000万円以上というのが難点です。「安心・安全」で「自然環境や教育環境」も良いが、通勤は遠いという選択の問題となりそうです。
その代表的なのが、三井不動産の「ファインコート西武立川アユモシティ」でしょう。最寄の西武立川駅から新宿までは西武拝島線で50分くらいかかります。行きはいいですが、仕事で帰りが遅くなると電車の時間がうまく合わず1時間半以上かかる場合が多いでしょう。ただ、分譲地の環境は良くて、建物もしっかりしていていて4000万円以下で買えるというのは魅力と言えます。
新築一戸建ての大型分譲を選択するとなると、子供と家族のために通勤時間は1時間半は覚悟するのが現在の相場といえます。