投稿日:2014年5月8日
2013年度の新築一戸建て分譲の首都圏の駅別で一番契約が多かったのは足立区の北綾瀬駅でした。契約戸数470戸と多かったのは東京23区内の駅でありながら100㎡換算価格で3110万円と割安なためです。
新築一戸建ての2013年度(2013年4月から2014年3月)の駅徒歩30分以内の契約戸数の多い順に駅別のベスト20駅を見てみると
二位は川口市の東川口駅となりました。駅徒歩30分以内となると大門や浦和美園の大型土地分譲地が入るために、分譲事業用地が多いのと契約平均価格が2780万円と安くなったために多くの契約ができました。
そして三位は隣の駅の東浦和駅となりました。こちらは駅北側に生産緑地が多くあるために開発意欲が活発となると販売が大きく増えるためです。
四位はまた川口市の戸塚安行駅となりました。この駅はもともと「植木の里」として有名な安行の中にあり緑地などの開発できる土地は多いために消費増税駆け込み需要目当ての開発が増えたことによります。また契約平均換算価格が2680万円と安いことも魅力です。
この二位から四位の駅はすぐ近くであり2013年度の新築一戸建ての契約の最大のエリアであったということでしょう。そして生産緑地や大型土地分譲などで大量供給の余地があるところに、日当たりが良くて・安い・2階建てという新築一戸建てらしい分譲が多かったエリアです。
五位にも埼玉県県南の蕨駅が入りました。ただ、これは二位から四位までの駅とは違い、都市型3階建てが中心となり契約平均換算価格は4190万円と4000万円超えとなっています。京浜東北線なので東京駅に直結で30分前後で行けて、最終電車も午前0時以降もあるという利便性の高い駅です。
そして六位に西東京市のひばりケ丘駅が入りやっと東京都市部が入りました。埼玉県の駅の契約戸数が多かったために順位は下がりましたが、契約戸数は383戸で多かったと言えます。西武池袋線の東横線直結で人気の出ているエリアです。
また七位に横浜市の中山駅となりましたが、こちらも埼玉県に圧倒されましたが契約戸数は多かったと言えます。
このようにベスト20の駅の県別にみると、埼玉県が9駅と半分を占めるほどの勢いです。逆に千葉県はゼロとなり東日本大震災以来の低迷から回復はまだまだ厳しい状態です。
そして3800万円以内の駅が15駅でやはり3600万円前後が新築一戸建てにとって購入の目安となるのは続いていると言えます。