投稿日:2014年4月10日
住宅ローンは4月に少し上がりましたが依然として超低金利となっています。その住宅ローン金利を決めるもととなる10年国債金利は4月9日現在で0.614%と超低金利であるために、5月も同じ水準となると考えられます。
その10年国債の金利動向を昨年末からの日次データでみてみると
昨年12月は0.6%台で推移していたのですが12月30日に0.736%に上がりました。ただ年明け以降は下がり続けて2月9日は0.595%と0.6%をも割れ込ました。そのために3月の住宅ローンは史上最低水準となりました。
それが3月は0.62%前後で推移して2月よりはやや上がったために4月の住宅ローン金利がやや上がりました。
そして4月に入り3月とほぼ同じ水準で推移しているために5月の住宅ローンも4月と同じくらいの水準になると考えられます。
また日銀が金融緩和の維持を発表しているために、国債金利は現状から大きく上がらないと考えられます。
ただ問題は消費税が8%となったことと電気代やガソリン代の値上がりのために物価上昇率が3月の1.5%から4月は2%を超すものとみられています。それがどの程度で収まるかによりますが、もし3%を超えてしまうと金利上昇催促要因となり政府・日銀は苦しい判断をせまられるものとなります。
その着地点としては、超低金利がギリギリ維持できる0.9%前後の上昇まで容認するということです。これは昨年5月の相場と同じであり、その点でも容認しやすいといえるでしょう。
すると6月の住宅ローン金利は上昇すると考えられます。ただ現在の1.8%前後が2.1%前後なので、まだまだ低い水準であるといえます。