投稿日:2014年4月9日
先週の4月1日より消費税が8%に上がりました。新築一戸建てもその対象となりますが、その上昇後の初めての売り出し広告が先週の土曜日前後に行われました。その首都圏の販売平均価格は3614万円で前週比で+29万円上がりました。率にして0.8%の上昇です。
上昇率は少ないと言えますが、同じ物件というわけではないので純粋比較はできないのと、既に完成しているものが全体の半分あるために、これらは価格変更していないと思われますので、実質的には1.6%くらいと見込まれます。
そして、先週に新規販売された物件の平均は3807万円なので先週販売平均からすると+222万円で率にして+6.2%の上昇となっています。これは率的には上げすぎと見えますが、先週までの販売金額が低すぎたといえます。
昨年来に部資材の上昇や労務費の上昇そして土地代の上昇があり、どんな新築一戸建て分譲であっても一年前比では+100万円はコストが上がっています。それを反映すると販売価格は+130万円以上は上がることになるために、今回の+222万円は自然な価格と言えます。
ただ、契約が低迷すると値下げが行われて、結局今週の販売平均の3614万に近づくことも考えられます。