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3月の景気ウォッチャーはアヘノミクス以降で最高となったが、先行きは最低となった。

投稿日:2014年4月8日

街角ベースでの景気動向をみる「景気ウォッチャー」の3月分が発表されました。現状判断DIは57.9となり前月より+4.9ポイントも上昇して3ケ月振りに上昇となりました。また昨年3月のピークであった57.3も超えてアベノミクス以降の最高となり街角景気は良かったとなっています。消費増税駆け込み消費が多かったためです。ただその反動が不安されている今後の見込みである「先行き判断DI」は34.7となりアベノミクス以降で最低となりました。

全国の現状判断DIはアベノミクス前の平成24年10月の39.0を底として上昇して、平成25年3月に57.3まで急回復しました。その後は下降して7月に51.2をつけましたが、50ポイント割れして景気低迷にはならず、少しづつ上昇していきました。消費増税駆け込み需要が本格化してきたためです。そして3月は57.9と最高数値を付けました。明らかに消費増税駆け込み消費が押し上げたものとなっています。そのため小売り関連が60.7となり前月より+8.4ポイントも上げました。ただすでに消費増税駆け込みが終了している住宅関連のみが前月からマイナスとなりました。

しかし、消費増税駆け込みであるために、その反動減が不安視されています。そのため3月は34.7と大きく落ち込みました。

先行き判断DIはアベノミクス以前の平成24年10月に41.7と50を割り先行きの景気に低迷感がありました。それがアベノミクス登場で1月には51.0に急伸して景気の先行きに期待感が出ました。そしてそれが平成25年12月まで1年間続きました。

しかし、平成26年に入り1月に49.0と50ポイントを割れて先行き景気に不安が見え始めました。この時は消費増税駆け込みが終了した住宅が先行低迷したためです。それが2月は40.0とアベノミクス以前よりも下げてしまいました。そして3月はさらに下げて34.7と40ポイントも割ってしまい景気の先行きは真っ暗といった数値となりました。

一番下げたのは小売り関連で25.6と大きく下げています。消費増税駆け込みが大きくて、その中身も缶詰やトイレットペーパーなど貯蔵性のあるものが多かったために反動減が確実と覚悟をしています。

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