投稿日:2014年4月7日
中古一戸建ての平成26年2月の首都圏の契約戸数は3769戸で過去一年間の平均戸数3896戸から▼3.3%減りました。また、平成25年3月から平成26年2月の一年間の契約戸数は4万6628戸となりました。契約価格は3382万円で過去一年の平均の3395万から▼11万なのでほぼ同じ水準といえます。
首都圏の中古一戸建ての契約は平成25年3月から5月までは平均3703戸とやや少なかったのですが、6月から11月までは平均4096戸と+393戸・+10%上がりました。アベノミクスによる株式市場の上昇による資産増加効果などによるものです。それが平成26年1月は季節的に減るのは仕方ないとして、2月は3700戸台で元の相場に戻りました。
契約率は17.7%で平成25年4月以降では12月に次ぐ低さなってしまいました。4月以降の平均は20%前後でしたが、12月以降は平均17%と低迷しています。中古なので消費増税は関係ないのですが、新築の消費増税駆け込みの盛り上がりムードが影響したようです。それで夏場は盛り上がりましたが、年末から息切れとなってしまいました。
この契約低迷のために販売期間の長期化となり販売中戸数は増えつつあります。昨年4月は1万6367戸であったのが3月は2万2486戸で+6119戸・+37%と大きく増えました。
そのために値引きが発生して、販売平均価格は昨年4月に3896万円であったのが3月は3571万まで▼325万・▼8%下げています。ただ契約価格はそこまで下げていません。もともと相場平均より高いものは値下げされていたためです。
その契約価格の2月は3382万円で昨年4月から1月までの平均の3395万から▼13万でほぼ同じ水準といえます。ただ昨年8月に3273万と底をつけた後に11月に3474万と200万円上げたのですが、2月はやや反落しました。価格面でもピークを過ぎたとも言えます。