投稿日:2014年4月1日
新築一戸建て分譲の3月の新規販売は1万729戸で前年同月比+11.3%と増えて、昨年3月以降での最大戸数となりました。消費増税駆け込みにはもう間に合わないのですが、施工能力不足による1月・2月よりの繰り越しが入ったためです。それが販売中総戸数を押し上げて6万4830戸と前年同月比+27.6%となり、近年の最大戸数となりました。
新規販売戸数は消費増税駆け込み需要目当てに平成25年11月に1万689戸とピークとなりました。そして12月に8981戸と減り、平成26年1月には7613戸と大きく減りました。施工能力不足などで影響されたものですが、それが3月に積み増して1万戸を超えさせました。
ただ新規販売はされたものの消費増税駆け込み需要は3月末引き渡し分がほとんどであるために契約は少なくて、在庫として積み増しとなっています。そのため3月の販売総戸数は6万4830戸と大きく増えました。
前年3月が5万796戸であったのが4月から7月までは4万5000戸以下となっていました。それが8月に新規販売が1万戸を超えて販売在庫が増えて5万戸を超えました。そしてそれが11月まで続きました。この間は新規販売戸数も多かったのですが、契約も多かったために在庫は5万4000戸弱で推移しました。
それが12月に5万9944戸で6万戸弱に跳ね上がりました。新規販売が8981戸と少なったのですが消費増税駆け込み需要による契約が少なかったためです。そして3月に入り新規販売が1万戸を超えて、契約が少なかったために販売総戸数は6万4830戸と大きく増えました。この6万戸超えはリーマンショック後の最大戸数となります。