投稿日:2014年3月27日
厚生労働省は2月の住民票の人口移動者人数の集計結果を発表しました。東京都の流入超過が3332人と圧倒的に多く、二位の埼玉県の850人の4倍近い増加となりました。都心マンションなどが竣工・入居したことなどでがあります。そのため神奈川県が▼343人減って流出超過となっています。神奈川県から都心マンションへ引っ越した人が多かったといえます。また千葉県も▼204人と減り、首都圏では東京都がダントツに多く、埼玉県が土地の安さによる郊外戸建て住宅の価格の安さで人を集めています。そのあおりで神奈川県と千葉県の人口が減っています。
流入超過で三番目は福岡県で移転需要が続いています。そして四番目は宮城県で青森県や秋田県よりの流出の受け皿となっています。その次の五番目は沖縄県が入りました。これも首都圏などよりの流入が増えています。
その他で流入超過で10番目に鳥取県が入りました。流入も多くはなかったのですが、流出人数が少なくなってきたことが流入超過となりました。人口が少なくなったので、地元での就職がしやすくなってきたといえます。同じく富山県も12番目に入りました。このように今後地方の人口が少ないところは移動人口自身が減っていくといえて、流出が減っていきます。
逆に流出超過の一番は北海道となっています。入学や就職により東京へ動いているものです。そして二番目が奈良県です。これも就職などによるものと考えられます。そして三番目に多かったのが茨城県です。これは震災の影響があり、流出超過が続いています。
その次の四番目に神奈川県となりました。これは流入1万2455人で流出が1万2798人となり、県内移動が1万6405人でした。これは流入が少なかったのですが人数としては全国二番目の多さです。これは流入と流出のタイミングのズレによるものといえます。つまり数年前に賃貸住宅に流入した人が都内でマンション購入して流出したのですが、数年前は被害日本大震災があり流入が多かったためいです。そして移動人口自体が毎年減っているために、少し流入が多いと、その反動が数年後にくるというものです。