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建設物価調査会総合研究所が個人住宅の工事費を調査集計したら1565万円とフラット35の平均の半分と安かった。

投稿日:2014年3月24日

建設物価調査会総合研究所が個人住宅の工事費の価格の2012年の集計結果を発表しましたが、全国平均で㎡当たり18.2万円で平均建築面積は85.97㎡なので平均建築費は1565万円となりました。これは金融支援機構のフラット35利用者の注文住宅の平均額2968万円の半分と少なくなっています。主に設計会社や建設会社が主体なため単価が低くなっているといえます。

この調査は2012年に着工した全国の個人住宅の中で、設計事務所や建設会社など163社・439件の施工実績データを集計したものです。金融支援機構のフラット35利用者データは2012年度のフラット35利用者の中で注文住宅を建てた人の1万8233件を集計したものなので、主にハウスメーカーや全国ビルダーなどが多くなっています。そのためサンプル自体に全く違うといえて、実際の注文住宅全体としては金融支援機構の平均2968万円が中心といえます。ただ、設計事務所や中小建設会社での建築費は1565万円という価格も市場にはあるということです。

この建設物価調査会総合研究所の調査では建築面積の平均が85.97㎡と小さくて、フラット35の平均は133.6㎡と大きいです。85.97の注文住宅というと東京などの敷地が狭いところでの建設や、地方で敷地は大きいのですが少人数家族での平屋建てなどが多いものと思えます。逆にフラット35の133.6㎡となると地方の敷地に余裕がある四人家族や二世帯住宅などが多いと思われます。

そのため建築費が1565万円と2968万円と大きく違ってしまったのです。これを㎡単価でみると、18.2万円と22.2万円なので約2割の違いと差は縮まってきます。また平屋建てと二世帯住宅では建設コストはまるで違うので、この差は納得できます。

つまり建設物価調査会総合研究所の建設費平均1565万円というのは特殊な建物の平均になっていると言えます。サンプル件数が439件という少なさですので仕方無いといえますが、この辺の背景と注文住宅の年間着工30万戸における位置づけを踏まえないと、間違えた統計数字になります。

今現在の注文住宅の建設費でのカテゴリーは

1000万円以下  平屋建てなど

1500万円前後 ローストビルダーの商品

2000万円前後 地域工務店などの商品

2500万円前後 デザイン性に優れているとか、省エネ性に優れているなどの商品

3000万円以上 ハウスメーカー中心で大きくて性能・機能もトップクラスの商品

となっています。それぞれの地域事情や土地の形状により大きく違ってくるといえます。大地震が予想される地域では耐震コストがかかりますし、寒冷地では省エネ性を高める必要があるなど、地域事情で大きく価格は変わります。そして、それぞれのカテゴリーの中でも、地域有力ビルダーで大量生産によるコストダウンをしていたり、基本設計の型を決めていてコストダウンをしているものがあったりなどで割安な商品にはそれぞれの理由がありますので、それを見極める必要があります。

 

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