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消費増税がシニア層に及ぼす影響で2014年度は旅行需要が▼38%減る。

投稿日:2014年3月18日

50歳代以上のシニアが消費増税で駆け込みしている人は68.4%で、「家電製品」「生活必需品」「国内旅行」を購入しています。若年層との違いは「国内旅行」で13%もの人が駆け込み消費しています。年金引下げともからみますが、旅行需要としては2014年度は▼38%減ります。

株式会社ゆこゆこが自社のメルマガ会員に対して消費増税に関るアンケートを2月20日に行いました。

■駆け込み購入をしましたか、しますか

・購入した 53.7%

・購入予定がある 14.7%

・購入しない 31.6%

■駆け込み購入する予定の商品

①家電製品 18.8%

②生活必需品 16.7%

③国内旅行 13.6%(特に70歳代は17.5%)

シニアの消費増税駆け込みで目立ちのは「国内旅行」が高いことです。特に70歳代などは17.5%と高くなっています。この機会に旅行に行こうとする人が多いためでしょう。人気なのは伊勢神宮と出雲神社ですが、式年遷宮などもあったので、よい機会ととらえているのでしょう。

■4月から公的年金支給額の引き下げを知ってますか

・知っている 73.6%(50歳代56.4%、60歳代81.2%)

・知らない  26.4%(50歳代43.6%、60歳代18.8%)

■消費増税と年金引下げで消費行動に影響がありますか

・ありそう 74.4%

・なさそう 14.0%

やはり増税+年金引下げとなると消費行動に影響がある見込みです。また、駆け込みが68%あったので、需要減はが74%となるのも仕方ありません。シニア消費はしばらく落ち込みそうです。特に老齢単身世帯は影響が多きそうです。

ただ、一部の富裕層でもともと年金に頼っていない人などは影響はなさそうでその率は14%です。ここの高額消費は依然として続きそうです。

単純計算で富裕層(14%)の年一回の海外旅行100万円は続き、年金頼り層(86%)の国内旅行10万円は2014年3月までに行ってしまった人が17%で、その他は4月以降は見送りとなると、2014年は旅行需要としては38%減ることになります。

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