投稿日:2014年3月11日
内閣府が街角感覚の景気の動向を判断する「景気ウォッチャー」の2月が発表されました。「景気の現状判断DI」は53.0で前月比▼1.7で下降しました。これで1月に続いて2ケ月連続で下降となりました。さらに「景気の先行き判断DI」は前月比▼9.0も下げて40.0と大きく50を切り景気が悪くなるとみています。特に小売り関連が▼14.2下げて32.8まで下がりました。消費増税後の反動減の見込みがつかないためです。
景気の現状判断DIの月別推移は
消費増税の駆け込み需要などで平成25年9月から上昇し始めて平成25年12月に55.7まで上がりました。それが平成26年1月に▼1.0下がり54.7となり、2月はさらに▼1.7下がり53.0まで下がりました。
同じく先行き判断DIの月別推移をみると
阿部政権の誕生により期待感が高まり平成24年12月に前月より+9.2上がり51.0と50を超えました。それから平成25年12月までの12ケ月間にわたり50を超えて景気の先行きが期待できるとなっていました。
それが26年1月に前月比▼5.7下がり49.0と50を割り先行き景気が悪くなると感じ始めました。そして2月さらに悪化して▼9.0下がり40.0まで下げました。これは阿部政権前の景気低迷期の平成24年10月の41.7よりも下げました。消費増税の反転減がそれほど大きいとみています。