投稿日:2014年2月20日
SUUMOが住宅の買い時感についての調査の結果、2013年12月に「住宅が買い時」だと思っている人は18.7%となり前年同月19.1%から▼0.4%下がり、2013年9月の20.8%からは▼2.1%下がり、直近での最低となりました。
住宅の買い時感は2012年9月には20..0%であったのがユーロ危機による円高不況に中国尖閣問題での輸出不振が加わり景気が低迷したため2012年12月には19.1%と20%割れとなりました。それがアベノミクスにより2013年3月には22.1%に跳ね上がりました。それが6月には21.5%とやや下がり、9月には20.8%とまた少し下がり、12月にはとうとう20%を割り18.7%と直近の最低となりました。
■買い時と感じる理由
①消費税の引き上げがあるから 43.6% (9月比▼6.8%)
②住宅価格が上昇しそうだから 21.2% (9月比+2.2%)
③景況感が上昇しているから 20.9% (9月比+2.4%)
■買い時と感じない理由
①期待感だけで実態がよくなっていないから 21.1% (9月比▼1.2%)
②先行きの不透明感がまだ強いから 19.6% (9月比▼2.1%)
③雇用が不安だから 14.8% (9月比▼1.2%)
買い時と感じる理由の中の一番は消費増税ですが、それが2013年9月より▼6.8%減ったのが全体が直近の最低となった主要因です。ですので2013年3月以降の20%超えは消費増税による駆け込み需要であったことが伺えます。
それに代わり、「価格の先高感」が+2.2%と強くなり、次いで「景況感が良い」が+2.4%となっていて、今後の住宅市場は「消費増税駆け込み需要」から「価格先高感」と「景況感」に購買同期が移るものと考えられます。