投稿日:2014年2月5日
住宅ローン金利の元となる国債の10年ものの金利が下がっています。2月4日現在では0.607%となり、年末年始に上げた0.736%から▼0.129%下げていて超低金利の継続が続いています。
財務省発表の国債金利動向をみると、年末の12月30日に0.736%となり直近の高値となり、少し上げが強いのでいよいよ超低金利が終わるのかと思われましたが、1月を通じて下げ続けて、2月にはいってもその流れは続いていて2月4日には0.607%まで下げました。
これは直近でいうと平成25年11月3日の0.603%以来の低さとなります。この11月3日以降に上げ続けていたのですが、年末をピークに下がり続けて、元に戻ったといえます。
これはアメリカの金融緩和の縮小が宣言されて金利が上がると見込まれていたのが、アメリカの今回の政策は、金融緩和により資金量は減らすが金利は上げないという政策をとっているため、上がるとみられていたが腰折れとなりジリジリと日本の国債金利が下げたということがあります。さらに、金融緩和の縮小により発展途上国で株式を下げて、為替も下げているために、安全資産としての「円」に資金が向かい、「円買い」とともに「日本国債を買う」という動きになているため日本の国債の金利が下がっているのです。
そのため住宅ローンはまだしばらくは超低金利で推移すると見込まれます。