投稿日:2014年2月3日
1月の新築一戸建ての新規販売は1万600戸で前年同月比+1.1%ですが前月比▼16.4%で平成25年6月以降の1万2000戸超えの消費増税駆け込み新規販売のピークが終わりました。
アトラクターズラボの新築一戸建て分譲データベースから月別の新規販売戸数の推移をみると
平成25年1月の新規販売戸数は1万486戸でしたが、それから増えていって3月に1万3137戸とピークとなりました。そしてそれから下げて5月には9646戸と1万戸割れとなりました。ここまでの戸数の推移は例年の動きの範囲と言えます。それが6月に消費増税駆け込み需要対応で1万2597戸と多くなり12月まで平均1万2000戸超えと大きな山となりました。
それが平成26年1月に8ケ月振りに1万2000戸割れとなり消費増税駆け込み販売のピークが終了したと言えます。
その県別の戸数の上位県をみると
①東京都 2226戸
②埼玉県 1752戸
③神奈川県 1394戸
④大阪府 1018戸
⑤愛知県 848戸
この上位5県だけで7238戸となり全国の68%をも占めています。ということは残りの42県はほとんど100戸以下で新規販売は少なかったといえます。
これは、消費増税駆け込み目当ての着工が多かったので、まだそれの在庫が残っているために、販売の中心はそちらになつているということです。
その1月に販売された戸数は5万8985戸で前年同月比+36.8%・+15000戸と非常に多くなっています。ただ前月比では▼1000戸・▼1.6%減りましたので、いかにここまでの新規販売が多くて、販売在庫が多かったかがわかります。そしてこの5万8985戸が3月末の消費増税駆け込みの最後の販売対象となります。