投稿日:2013年12月23日
不動産経済研究所が2014年の首都圏のマンション供給予測を行いましたが、2014年は5.6万戸で2013年とほぼ同じ戸数になる見込みです。後半に職人不足と価格上昇の影響で減ると見込んでいます。
2013年1月から12月のマンション発売は5万6000戸の見込みで前年比で+22.8%と大幅に増えました。特に東京都が2万7600戸で前年比+42%と大幅に増えました。神奈川県は1万1700戸で前年比+3.9%、埼玉県は7000戸で前年比+20%、千葉県5000戸で前年比+17%となり東京都の伸びが突出しています。
そして14年の見込みでも東京都はさらに+6.4%増えますが、神奈川県は+2.6%、埼玉県▼7.1%、千葉県0%と東京都がやはり突出しています。
価格について、東京都区部が2013年の販売平均が5739万円で前年比+8.6%、東京都市部で4228万円で▼2.1%、前年比神奈川県は4202万円で前年比+0.8%、埼玉県は3744万円で前年比+1.5%、千葉県は3698万円で前年比+3.8%と東京都区部の値上がりが顕著です。
職人不足による労務賃の上昇に部資材費の上昇と土地価格の上昇が加わり、マンションの原価は20%前後上がっています。そのために販売価格もこの先に上がると見込まれて、来年後半には「新価格」となり、その後に「新々価格」となり現在よりも20%以上上がるとなると、東京都区部で6800万になり、埼玉県でも4500万円となるのですが、さすがにそこまで上がると買い手が引っ込んでしまいますので、どこまで上げられるかが注目されるところです。