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新築一戸建ての先週末の販売で人気立地の4000万円以下の物件が散見されていて最後のお買い得といえる。

投稿日:2013年12月16日

先週末に広告・販売された新築一戸建て分譲住宅は首都圏で2万9121戸でした。戸数としては先々週が2万8815戸でしたのでほぼ同じ戸数です。販売平均価格は3615万円で先々週が3577万円ですから少し上がっています。

すでに完成しているものが1万3430戸あり販売平均が3544万円です。全体平均が3615万円ですから71万円下げていることになります。先週より戸数が増えています。

12月今月に完成する予定のものが3122戸あり販売平均が3651万円ですので全体平均と同じということは、まだ値下げは行われていないということになります。やはり年内入居できるとということで完成在庫の販売を優先しているようです。

1月から3月完成予定の戸数は5329戸で平均販売価格は3666万円です。12月平均とほぼ同じで、まだ値下げは行われていない模様です。

また来年4月以降の消費増税後で建築着工した販売戸数は1346戸あり平均販売価格は3985万と高くなっています。やはり直近の販売物件は販売価格が+300万円・+10%くらい高くなっています。契約率は23%なので販売開始後平均3ケ月くらいなので月平均8%とあまり良くありません。どうしても消費増税前の物件に注目が集まってしまい、売る側も消費増税前の引き渡し物件ですでに完成しているものの契約を急いでいるために契約率が落ちています。また20戸以上が9件しかなく、その中でも魅力的な分譲地が少ないこともあります。となるとこの1346戸は来年4月以降に完成在庫となる可能性が高いです。ただ販売平均3958万円ですから現在の値下げ平均71万円引いても3887万円で現在の販売平均よりも+200万円高くなります。

部資材の値上がりと労務費の値上がりと土地の値上がりというものによって販売価格が上がりますが、それ以前の原価で作った現在の完成在庫が3544万円ですから、これは最後のお買い得といえるでしょう。

たとえば、人気エリアとして埼玉県さいたま市浦和区北浦和2丁目・北浦和駅徒歩9分で3480万円などお買い得です。土地が67㎡しかありませんが、建物は92㎡ありますのでなんとか使えます。なにより、立地が公立高校の雄である浦和高校のすぐ近くで教育熱心なところです。土地が小さいとはいえ3500万円以下ではもう出てこないといえます。

また人気の横浜市の田園都市線の青葉台駅16分で4295万円があります。土地は125㎡あるのですが建物が93㎡となっていて15棟分譲の残1戸なので少々つかいずらい土地形状のようですが、相場価格よりは500万円以上は安いとえます。

そして人気の東京23区でみると、大田区蒲田南蒲田3丁目で3780万円があります。最寄駅は京急蒲田駅徒歩12分でJR蒲田駅は徒歩20分となりますが、京急蒲田駅から品川まではなとん8分という近さです。土地は49㎡と小さいですが建物は86㎡で使えます。立地は環八と第一京浜に囲まれた、古い蒲田の町並みの中で「東京の下町」ですが、「住めば都」で心地いい街となります。ここももう4000万円以下は出てこないでしょうからお買い得と言えます。

消費増税前の3月引き渡しにかけて、これからピークになりますが4000万円以下の人気立地のお買い得物件は最後といえるでしょう。

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