投稿日:2013年12月14日
日本ブランド研究所が企業サイトランキングの2013年を発表しました。一位はトヨタ自動車で評価ポイント117.0と堂々の連続一位です。二位のサントリーも評価ポイント114.8と高い点でした。
このランキングは企業サイトを「会社案内」「ニュースリリース」「CSR・環境への取り組み」「IR情報」「理念・ビジョン」の5つの項目評価したものです。そのため上位の会社の企業サイトは社会に開かれたサイトであるといえるでしょう。
一位のトヨタ自動車は名実ともに日本を代表する会社として企業サイトも充実していて高得点となりました。二位のサントリーは広告の上手な会社として有名で、やはり広報的な企業サイトも上手な会社です。三位のホンダは独立性・先進性あふれる気概のある会社として独特な理念などが評価されました。
このように上位には消費財企業が並んでいます。やはり消費者と向き合うことに普段より努力しているので消費者向けの広告・広報は充実しています。
では住宅・建設業界の企業ランキングはと言えば
一位に住友林業となりました。ポイント91.2ですから高いと言えます。特に2011年71.5ポイントで2012年84.5ポイントと評価を高めています。「CSR・環境への取り組み」と「理念・ビジョン」が評価されるようになってきました。日本一の地主で日本一の木・緑を持っていて保国産木材の活用など省エネ推進のトップランナー企業としての評価が高くなってきたものです。そのため二位の積水ハウス86.3ポイントを引き離しました。
そして三位の清水建設は2011年6位で2012年は5位に上がり2013年は3位まで上がりました。コツコツと企業サイトのコンテンツを積み重ねてきたものが着実に評価ポイントを上げています。日本のインフラ作りの中心企業としての姿勢が評価されてきています。
逆に四位の大和ハウスは2011に一位で2012年に4位で2013年に4位と伸び悩んでいます。評価ポイントは少しづづ上げているのですが、住友林業や積水ハウスのように時代性や社会性などのPRが足らないようです。
また7位の三菱地所も2011年3位で2012年6位で2013年7位と下げています。「大手町の地主」と言われるほど東京の中心地では圧倒的な存在感があるのですが、消費者向けの姿勢はやや薄いようです。
同じことは野村不動産にも言えて、2011年はランク外、2012年も11位とベスト10外で2013年も11位とベスト10外でした。評価ポイントも67.7と同業の三井不動産の82.7ポイントから大きく引き離されています。コマーシャルベースのサイトのできは素晴らしいのですが、企業情報サイトはやや力が弱いようです。