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2012年の日本の人口減少は▼28万人で過去最大となった。

投稿日:2013年4月17日

総務省が2012年10月時点の推計人口を発表しました。

日本の総人口は1億2751万人となり前年からの減少人数は28万人と過去最大の減少となりました。出生人数が103万人であったのが、死亡者は124万人いたためです。この死亡者は80歳以上が多いために、今後も増加する可能性が高くて、出生数が増えない限り日本人の総人口の減少はとまりません。

2012年の1年間の年齢別の死亡者人数をみると、80歳からが20万人を超えて急増しています。この80歳以上の死亡者数は70万人を超えて死亡者全体の124万人の6割となっています。

ただ、2012年10月現在の年齢別人口の人数別の構成をみてみると

82歳以上の人口は各年齢別には100万人を切っていて、80歳から99歳の20年の総人数は約900万人にすぎません。単純平均すると約6%の方が1年間になくなっていると言う計算になります。

ところが60歳から79歳の20年をみると3200万人もいます。その6%となると1年間で約200万人の方が亡くなるということになります。つまり20年後の死亡者数は200万人ということになります。現在の3倍になるということです。その数字をもとに単純に計算すると1年間の死亡者は300万人に近くなると言う計算になってしまいます。となると1年間の日本人の人口減少は現在の28万人から200万人という途方もない人数になるということです。

このように、2012年の人口減少28万人は過去最悪ですが、始まりにすぎないということで、毎年確実に増えてしまい。団塊世代が80歳を超える20年後には、毎年200万人も減るという恐ろしい時代に入ったということです。

一刻も早く、出生人数の増加対策をとらないと日本の人口はとんでも無いことになってしまいます。

この年齢別人口を見ると、63歳の団塊世代が225万人で最大年齢です。この団塊世代は1000万人を超えます。

次いで、39歳の団塊ジュニア世代が203万人と多くなっています。この世代は約800万人います。

この団塊ジュニア世代をピークに年齢別人口は減少の一途をたどり、20歳は123万人まで減り、40%も減少してしまっています。

そして2012年に生まれた0歳は104万人となり団塊ジュニア世代の半分まで減っています。

こうなりますと、住宅着工が100万を超えることは無くなり、100万人の世帯数が50万世帯とすると、住宅着工50万戸ということになります。

2032年の日本は、出生数は100万を切り、死亡者は300万人で1年間の人口減少は200万人という時代になり、日本の総人口が8000万人を切るのは時間の問題という非常にさみしい年となります。

この時、住宅ストック数は6000万戸を超えていますが、人口8000万人で世帯数4000万世帯となると、空家は2000万戸以上ということになります。内需の柱の住宅がこんな調子ですから、これで経済が活性化するとは考えられません。

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