設計図と部材の仕様図などは、建築確認申請に必要ですから、ほとんど全てにあります。
ただ竣工図は、現場で建築中に何らかの理由で仕様変更したり、位置が変わったり、オーナーの都合で追加されたオプションを入れたものになりますので、なかなかありません。
当然、建築基準法上で規定されたものが変更されたら追加申請になるので、図面はあります。
その理由は、新たに作らなければならないのと、その情報の把握が難しいからです。
現場での些細な変更の場合、何ミリ単位での正確な計測がされていないので、不正確な図面となってしまいます。
竣工図が無いからといって欠陥住宅というわけではなく、むしろある場合はかなり良心的な企業と言っていいでしょう。
ただし、その竣工図が正しいかどうかは別問題です。現場監督が常時現場に張り付いて、しっかり現場管理していないとできません。