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新築一戸建ての竜巻・暴風対策 | 竜巻が多いエリアの新築一戸建では対策が必須。

投稿日:2013年10月23日

■新築一戸建て分譲住宅の竜巻・暴風対策

今年に入り埼玉県で相次いで竜巻及び暴風による被害が出ています。埼玉県が竜巻の発生しやすいエリアになってしまったからです

竜巻の発生しやすい要因とは

①   北から冷たい風が入る
②   南から暖かい風が入り、上空で冷たい風とぶつかる。
③   平坦で広い土地がある。その横に住宅地がある。

となります。

埼玉県は

①   北側に群馬などの山を抱えていて、日本海からの冷たい風が山を越えて下りてくる。

②   南は東京湾や太平洋の海水温度が上がりそこからの暖かい風が入る。

③   田んぼなど田園地帯が広がるが、その横に住宅地が開発されている。

というように、竜巻の発生しやすい要件が揃いました。

これらの背景には地球温暖化による海水温度の上昇があり、そのために埼玉県に竜巻が発生しやすい要件が揃ってしまいました。そして一戸建てに被害が多くでました。

今年の竜巻被害にあった、越谷市や熊谷市はそれに該当します。

ただ、それらの市でも中心地で住宅やビルが密集しているところでは竜巻は発生していません。田んぼや畑などがある横に住宅地開発がされてるようなエリアが危ないということで、気をつけなければいけないのは「郊外住宅地」となります。

その被害の分析から

①   2階の窓ガラスが割れて、そこから暴風が室内に吹き込む。

②   その暴風が天井を持ち上げ、天井を破壊する。

ということがわかりました。

これは新築であろうが、中古であろうが、構造が強かろうが関係ありません。風速50メートルを超える暴風で窓が割れないようになっているかということです。

■ですので新築一戸建ての竜巻対策としては

2階の窓にシャッター・雨戸をつける。

②   それがなければ、窓が割れないように補強する。

となります。

2階にシャッターや雨戸がつけばいいのですが、それがなければ窓を3重窓にして強くすると良いです。ただ、それも費用かかかるのでできなければ、昔ながらに2階の窓に板などを釘で打ち付けるしかないでしょう。少々乱暴かもしれませんが、新築のうちに天井が飛ばされては、もう住めなくなるよりはましです。

竜巻・暴風は今後毎年夏から秋にかけて起きる確率が高くなってしまったので、「竜巻銀座」となってしまった埼玉県の真ん中から北部にかけての新築一戸建ての場合は竜巻・暴風対策を考える必要があるということです。
次の竜巻・暴風が来る前に該当エリアの新築一戸建ては必ず備えをしてください。

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