投稿日:2013年1月17日
2013年の新築一戸建て分譲は省エネ性能が向上されます。
2013年4月より新築一戸建て分譲住宅の省エネ性能の向上が義務づけられます。
新たに「外皮基準」というものに変更され、建物全体の外気と接する面積に対する省エネ性能を義務づけられます。これは従来の床面積に対するものより、省エネ性能が向上することになります。
例えば、今年は寒い冬ですが、その時にリビング階段の住宅であると、エアコンなどで温めた空気は上に行ってしまうために、階段の窓の断熱性であるとか、バルコニーに通じる窓の断熱性などが問われます。それが従来は断熱性がなくても基準はクリアーできたのですが、今回はそれらも求められるものとなります。
この流れは良いものです。それは、冬場に「ヒートショック」による死亡などが発生するのですが、それは現在の住宅のほとんどが「1号換気」と言って部屋単位の換気になるために、部屋と廊下や浴室などとの温度差が大きなものになり、その温度差により血圧が急上昇していまい、血管が破裂したりして倒れてしまうのです。それが「3号換気」と言って、「全館空調」となると部屋と廊下や浴室との温度差がなくなるためにヒートショックはなくなります。
今回の「外皮基準」によって建物全体の断熱性が上がると、1号換気であっても温度差は小さくなります。
これが2013年の新築一戸建て分譲における2012年から新しくなるものの一番です。
そのほかでは義務づけされていないのですが、
・太陽光発電とエコウィルなどガス発電のダブル発電の普及
・分譲地の公園の下に防災備蓄倉庫を設置する
・分譲地の各戸が使える電気自動車の設置
・基礎の構造計算と地盤改良・地耐力の強化
などが求められていて、それらをフル装備した分譲が少しつづ販売されてきます。